03年 6月14日 
   第1回 初めての能楽 @ 宝生能楽堂

 (その2)


2)観劇後のアフターミーティング

白田さんと能は初めて!という人 4人で鑑賞した後、
再び、喫茶店で、感想を話し合いました。 
茶色がインタプリタ)

  • 予想していたよりも、ずっと面白かった!
  • よく能面って、同じ面でも表情が違って見えるというけど、本当だった。
  • 同じ面で、笑っていたり、もの想いにふけっていたりするように、本当に見えた。
  • 面は不思議ですね。舞の中で、微妙に角度を変えたりしているそうですが、本当に表情が豊かですよね。
  • かぶり物や髪型などで影を変えているのかもしれませんね。
  • 扇について気づきました?
    扇の使い方には、序・破・急の考え方が込められていて、
     序:扇子を閉じた状態で持つ
     破:開く(全開)
     急:半開きにして、逆に持つ(柄のほうを前に向けて持つ)
    という決まりがあり、役の人物の感情と一体となっているのです。
  • あと、衣装良かったでしょう。「杜若」の「かきつばた」の紫の衣とか。
  • 素敵でしたね。「氷室」の舞の衣装も、華やかでびっくりした。
  • シテが前に歩いてくる迫力はすごかった。
  • 面の目の穴は小さいので、シテはほとんど前は見えていないのです。柱の位置を確認して、それとの関係から自分のポジションをとっているのです。
  • 鼓の大小が印象的。特に、「氷室」の鼓の迫力ある音と声には驚いた。世界に吸い込まれていく感じがした。 大小は人によって、声も叩き方も違うので、舞台の内容によって、あう人がしているのでしょうね。
  • 音のリズムや音が、西洋的に正確に刻むのではなく、微妙に変化させたり、ズレているのがいいんですよね。
  • 激しいのに驚いた。もっと静かなものだと思っていた。
  • 平安時代とかのロックなんですよね。
  • 鼓の人は空気を入れたり、つばで湿らせたりしていたけど、あれは?
  • たぶん、皮が乾燥すると高い音になるとかあって、適切な湿り気を与えているのでは?
  • 事前に説明をきいていて、よかったことが多かった。
    先ず、それぞれの演目に種類があり、位置づけがあること。だから、この舞台は「世界に引き込みたいのだな」「舞がポイントだな」など観る視点を持てた。
  • 事前ガイドは、観る手がかりになっていた。
  • 後、夢の世界と現の世界があるということ。「歌占」で、地獄のことを思い出し、狂気になったシテが、橋掛に歩いていって、正気に戻るというところなど、ポイントを聞いていたので演出がよくわかった。
  • 舞の動作の一つ一つが意味を持っているんですよね。手を並行に左右に動かすと「見渡す」といった動作であるとか。 僕もそのあたりは、これからもっと知って生きたいのです。 
      あと、シテ方には5つの流派があって、演じ方は流派によって違うんです。今日は宝生流で上品といわれています。今度、夏に同じ演目を3つの流派で演じるという舞台があるので、楽しみにしているのです。
  • 能を初めてみて、ミュージカルに似ていると思った。コーラスラインやシカゴのように、舞台装置なしの独白で、観客の想像力に訴えるところとか。スト-リーは鼓のない時の台詞だけ拾えたらわかる。ミュージカルもそう。台詞で話を進めて、歌で感情を表現する。
  • 宝塚のベルバラが大好きだったのだけど、世界が似ているかも。
  • 「杜若」は「藤原業平って、すごい人なんだ」という話だったけど、それが前提にないと話がわからないよね。
  • 「かきつばた」の和歌は高校の古典とかで習うけど、実感ないじゃないですか。でも、業平は、スーパー・アイドルだったんですよね。 能には伊勢物語関連の話が多いんですよね。そういうのを観ていると、業平のすごさがわかってくる。今日の話も、最後は天女と業平が一体となっているという、性と夢現も超えたとんでもない存在なんですよね。
  • 狂言「清水」が面白かった。ナンセンスさとか、狂言師の表情の豊かさや、独白を使ったギャグなど。
  • 「間」も、事前に聞いてたから、突然でてきた彼が何なのかがよくわかった。
  • 狂言師は身体を前に少し傾けて発声しているのがわかりました?
  • 事前に「能は舞だ」という説明があったのは実感です。動きの一つ一つが、笛や唄、大小のメロディやリズムにあわせて、舞っているのが、よくわかりました。
  • 実は、舞は、演奏にあっているだけでなないんです。わざと、ずらしているところがあるんですよ。そのあたりを次回観るとき、チェックしてみてください。

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